プロフィール

有森博プロフィール


1992年東京藝術大学大学院修了。その後モスクワにて研鑽を積み現在に至る。これまでに野上登志子、水本雄三、小林仁、ナターリャ・スースロワの各氏に師事。

1990年第12回ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞。1991年岡山県芸術顕彰を受賞。1992年第5回シドニー国際ピアノコンクール第4位。1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門入賞。1996年から2000年にかけてラフマニノフのピアノ作品全曲演奏会を成し遂げ、2001年にはプロコフィエフのピアノソナタ全曲演奏会を成功させるなど、ロシア作品に積極的に取り組む活動を展開し、ロシア音楽のエキスパートとして高い評価を受ける。1995年、2001年に小澤征爾指揮新日本フィルと協演の他、日本フィル、東京シティフィル、読売日響、九響、関西フィル、山形響、仙台フィル、神奈川フィル、東フィル、ワルシャワフィル、ポーランド放送響などの内外の主要オーケストラ、著名指揮者との協演を重ねる。2004年には小澤征爾指揮サイトウキネンオーケストラのメンバーとしてヨーロッパ6カ国ツアー及び日本公演に参加。これまでにソロアルバムで19枚のCDがリリースされ、カバレフスキーとラフマニノフの全曲録音が進行中。「展覧会の絵」、「チャイコフスキーにつつまれて」、「ロシアバレエの誘惑」、「メトネルの時間」、「ラフマニノフ変奏曲集」、「音楽の玉手箱2~露西亜秘曲集」ほか、その多くが特選盤に推薦されている。

現在、国内外での活発な演奏活動の他、ロシア作品によるリサイタルシリーズを、東京文化会館(「ロシアの玉手箱」)、エスパスホール(「ロシアピアニズムの系譜」)にて行っている。東京藝術大学教授。大阪音楽大学特任教授。